リフォームの「言った言わない」をゼロに!360度カメラとAIで変わる現場の新常識

皆さんこんにちは!沖縄県のリフォーム会社、タイホウ建設の嘉手苅(かでかる)です!
完成されている物の販売とは違い、お客様の住まいに手を入れる「リフォーム」は、完了するまでの間

本当に思い通りになるのかな?

見えない部分は大丈夫?
といった不安がつきまといますよね。
住宅リフォーム・紛争処理支援センターが運営する電話相談窓口「住まいるダイヤル」には、リフォームに関する相談が年間7,000件以上寄せられています(同センター2021年度実績)。
中でも特に多いのが、「伝えたはずの要望が現場に反映されていなかった」「仕上がりがイメージと違った」といった、コミュニケーションに起因するトラブルです。
こうしたトラブルは、リフォーム会社側の仕組みで防げる部分が大きいと私たちは考えています。この記事では、弊社タイホウ建設が現場で実践している、最新機器とITを活用したミス防止の取り組みをご紹介します。
「伝えた要望ちゃんと記録されてる?」を解消する360度カメラとAI

リフォームの第一歩は、現場調査から始まります。お客様のご要望を聞き取り、住まいの現状を記録する、工事全体の土台となる大切な工程です。ここでの記録の精度が、仕上がりの満足度に直結します。
全方向を一度に記録できる360度カメラ
私が現場で「ある道具」を取り出すと、お客様から

嘉手苅さん、それは何?
と不思議そうな顔をされることがあります。その正体は、360度カメラ。ワンショットで上下左右すべての方向を撮影できるカメラです。
通常、現場の写真はデジカメやスマホで撮影しますが、どうしても撮り漏らしが起きます。
後から図面を描いていて「あの角のコンセントの位置、どうだった?」となり、再度お客様のお宅を訪問する——これはお客様にとっても負担になります。
360度カメラなら、1回の撮影でその空間の全方向を記録できるため、撮り漏らしのリスクが大幅に減ります。撮影データはお客様にも共有しているので、スマホやタブレットからいつでも現場の状況を確認していただけます。
特に、お仕事で忙しい方や、遠方にお住まいのオーナー様からは「現地に行かなくても状況が把握できる」とご好評いただいています。
打ち合わせの内容を自動で記録するAIボイスレコーダー
リフォームの打ち合わせでは、「ここはこうしてほしい」「やっぱりあっちの色がいいかな」といった何気ない一言に、お客様の大切なこだわりが含まれています。
そこで弊社が活用しているのが、AIボイスレコーダーです。これは一般的なボイスレコーダーとは異なり、録音した会話をAIが自動でテキスト化し、要点を整理してくれる機器です。
従来のメモだけでは拾いきれない細かなニュアンスも記録に残せるため、「言った・言わない」のトラブルを未然に防ぐことができます。
お客様にとっても、「自分の要望がきちんと記録されている」と分かることで、安心して打ち合わせに臨んでいただけるのではないかと思います。
営業に伝えたのに職人に届いてない?情報共有の仕組みで防ぐ伝達ミス

リフォームのクレームで意外と多いのが、「営業の人にはちゃんと伝えたのに、工事に来た職人さんには伝わっていなかった」というケースです。
弊社では「営業」と「現場管理」を分業していますが、分ける以上、情報の引き継ぎが確実でなければ意味がありません。お客様がどれだけ丁寧に要望を伝えても、現場に届かなければ仕上がりには反映されないからです。
お客様・営業・職人がひと目で分かる「施工内容図」
この問題を防ぐために弊社タイホウ建設が独自に作成しているのが「施工内容図」です。
これは設計の専門家しか読めないような図面ではなく、お客様・営業・職人の三者が「どこを、どう直すのか」をひと目で理解するための資料です。
いわば、リフォーム工事の「共通の地図」のようなもの。何を壊し、何を新しくし、どこに注意を払うのか。全員が同じゴールを見て動くことで、認識のズレを防ぎます。
工事中の変化にも即対応できるリアルタイム共有
リフォームでは、工事が始まってから壁を剥がしたら想定外の状態だった、ということも珍しくありません。
そうした場面では、職人がスマホやタブレットで現場の写真を撮影し、社内システムにリアルタイムでアップロードします。
営業担当も私も、事務所や移動中であっても「今、現場がどうなっているか」を写真で確認し、すぐに判断や指示を出せる体制を整えています。
「現場に行かないと状況が分からない」という従来の課題を解消し、問題が大きくなる前に対処できる。このスピード感はIT活用があってこそです。
以前なら一時的に止まってしまうような状況も、弊社の体制ならスピーディーで正確な進行が可能です。
「仕上がりが想像と違った」を防ぐAI完成予想イメージ

リフォームの打ち合わせで最も難しいのが、完成イメージの共有です。平面の図面だけを見て、「ここにソファを置いて、あっちに棚を……」と立体的な空間を想像するのは、なかなか難しいものです。
現在、弊社ではAIを活用して、平面図から3Dの完成予想図(上から見下ろした立体的なイメージ。建築用語では「俯瞰パース」や「鳥瞰パース」と呼ばれます)を作成する試みを始めています。
従来、こうした3D完成予想図の作成には専用のCADソフトや専門知識に加え、相応の時間がかかりました。AIを活用することで、イメージ共有をより手軽に行えるようになりつつあります。
ただし、この技術はまだ発展途上です。AIが生成する画像のため、建具の細かい形状や色味が実際のプランと少しズレてしまうこともあります。
しかし、リフォーム後の空間がどれくらい広くなるか、どんな雰囲気になるかを直感的につかんでいただくには、十分に役立つツールです。
「ここを壊すとこんなに広くなるんだ」「この色のキッチンだと部屋全体がこんな雰囲気になるんだ」。図面だけでは伝わらない空間の変化を、契約前の段階で体感していただけるのです。
完璧ではなくてもその一歩を踏み出すことが、「仕上がりがイメージと違った」という後悔を減らすことにつながると考えています。
テクノロジーは道具。最後に仕上げるのは職人の手

タイホウ建設が大切にしているのは「最新技術は、お客様を不安にさせないための手段である」ということです。
「タイホウ建設に頼んで、本当に良かった」 その言葉をいただくために、私たちは古い業界の慣習にとらわれず、お客様に喜んでもらえると思ったものは、どんどん取り入れて改善を続けていきます。
そしてもう1つ。
どんなに高機能なカメラや賢いAIを使っても、最後に釘を打ち、壁を塗るのは人間の職人です。 彼らの素晴らしい技術を、コミュニケーションのミスや確認不足で台無しにしたくない、という想いがあります。
「ここまでやるか!」と言われるくらい、ITもアナログな努力も組み合わせて、皆さんの住まいをより良くしていく。 そんな私たちであり続けたいと思っています。
これからも、タイホウ建設の進化にご期待ください!

